2017年06月08日

第24回奥武蔵ウルトラマラソンに参戦しました〜〜^^(オクム始末記2017編)

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初オクムを振り返ってみます


◆当日の天気
 当日の天気情報です。因みに秩父のデータです。
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 大会が開催をされていた時間は日照時間がほぼ晴れ。夕方16:00〜17:00に若干曇った程度でしょうか。走った体感は夕方になると奥武蔵グリーンラインの木々に日の光が遮られ、もっと暗く感じました。

 気温の方は最高で25度近くまで上がったようですが、お山の上にいたのと、木々のおかげで数字ほどは暑さを感じませんでした。


◆コース
 今回走ったコースです。
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これを俯瞰で見るとこんな感じです。
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埼玉県の北部のイメージが強かったのですが、実際は南部でした。


◆高低図
 実走の高低差はこうなりました
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 このグラフからスタート付近の標高が約100m、折返しでの最高点が約860m。
そして表全体がギザギザしています。これは小さな上り下りが多いことを表しています。とてもきついコースでした。


◆タイム
 今回はエイドが多くすべてのエイドで止まったのでいつもの1kmごとのラップ表を掲載してもあまり意味がないので、全体的なものにします。
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◆エイド
 GARMINのデータは単純にスタート〜フィニッシュまでの時間表示の他に、『移動時間』というデータがあります。
 GARMINが走っていると『感じた時間の累積』タイムです。どの程度を『走っている』と考えてデータの収集をしているのかわかりませんが今回のデータで考えると

時間(経過時間) 9時間27分05秒
移動時間 8時間56分22秒

その差30分43秒が『停止時間』と言うことになります。止まっていたのはエイドだけではなく“あいつ”と戦うためにストレッチをした時間もあるので単純ではありませが、エイドの累積停止時間は30分近くあることがわかりました。

 これが多いのか少ないのかわかりませんが、おっちゃん的には『多い』と感じました。
 オクムでタイムを意識することにどのくらいの意義があるのか、わかりません。でももしタイムを縮めると考えるのなら、エイドタイムの短縮も考えないといけないかもしれません。


◆持ち物
 持ち物に関しては事前に皆さんから伺った情報が正しかったと感じました。
つまりハイドレーションなどの水は不要で、高山ASでのトランジット補給も必要性を感じませんでした。
 オクムの場合は、各エイドが本当に素晴らしいので自分に必要な最低限の荷物で十分だと感じました


◆結果の検討
・歩くペースの変化について
標高とペースのグラフを出してみます。
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 今回GARMINはスタート〜フィニッシュまで全てを計測するようにしました。従ってエイドで止まった分も加味されています。なのでペースが大きく波を打っています。横軸が時間なのでペースが大きく落ち込んでいるところはエイドやストレッチで止まったところです。


 今回の平均ペースが7分30秒/km。その前後を考えます(赤い横線)。

 上り坂に関しては基本『歩き』だったので走りと比べてペースが落ちます。そのペースは9分/km前後でした(左二つの稲妻マーク参照)。ここは腕を振って『元気に』歩いていた記憶があります。

 ところが時間が7時間を過ぎた辺りから同じ歩きでもペースが落ちていきます。調べてみると平均で12分/km、落ち込んでいるところは14分/km程かかっています(右二つの稲妻マーク参照)。

 同じ歩きでも、かなりペースに差が出来てしまい今後のペース配分表を作成するときに注意が必要になりそうです。


・計画したペースと実走ペースについて
 事前に計画したペースに対して、実走したペースについて考えてみます。
ペースは距離ではなく、各エイド間の平均ペースです。
 また各エイドの到着時間は画像データの時間を使っています。また各エイドでの停止時間はデーターがないものが多いです。従ってわかっているものに関してはその値を使い、それ以外は一律に1分としました。
 そのようなわけでこの実走ペースはあくまでも『目安』程度のモノです。

 以上のようなことを考慮して作成したモノがこれです。
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 『計画と実走ペースの差』の欄ですが
×アリ:計画に対して実走が速かった
×なし(空白):計画に対して実走が遅かった

を表しています。また、

緑のセル:計画に近いペースで走ることが出来たセクション上位5箇所
赤のセル:計画とかけ離れてしまったセクション上位5箇所

 一番計画通りに走ることが出来なかったのは、折返しの丸山AS→大野ASです。ここを平均5分37秒/kmで走っていると表示しています。しかしながらここは折り返した後さりーさんご夫妻、ポンゆたさんに追いつくことが出来ず、落ち込んでいたセクションなので、ここは時間のデータが怪しいような気がします。

 次に大きな差になってしまったのが復路、清流AS→鎌北湖ASです。
ここは実走していなかったので、コースがわからず「下り基調だから」とペースを決めたところです。実際は上りも長く歩く時間も長くなってしまいました。

 また前半の阿諏訪AS→滝ノ入ASは明らかなペースオーバーです。走り始めて10kmほどで気持ちよく走っていたら、こんなペースになっていました。
 このようなペースオーバー区間が、後半になって脚が動かなくなり“あいつ”祭りを誘発してしまう原因のひとつになったと思います


・オクムとチャレ富士との累積標高の違い
 おっちゃんにウルトラマラソンの怖さを刻みつけた、チャレンジ富士五湖3Lakes71km。その大会と今回のオクムを比較してみました。

 いろいろあるとは思うのですが、おっちゃんが着目したのは

累積標高


です。
チャレ富士は
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それに比べて今回のオクムは
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チャレ富士のデータは最後が欠損しているので、100%ではないものの単純にオクムは

チャレ富士の倍の上り坂


ということが言えます。

 おっちゃん的には西湖の南側、ステラシアターの上り坂のインパクトが大きくて、チャレ富士の方が累積標高が高いと思っていました。

 オクムは単純に3000m分の上り坂なんです。この数字にはかなり驚きました


◆今後の課題
 オクム対策はなんと言っても上り坂対策が一番です。
この上り坂、走ることが出来ればそれに越したことはないし最終的な目標としては走りきりたいです。
 しかしながら今の走力ではムリです。そこで対策としては『速く歩く』です。実はオクムを走る前から、少しだけトレーニングに取り入れてやっていたのですが、もっと本格的な練習で『速く歩く』を実践したいです。

 またもう一つ必要なのが『下り坂対策』
もともと下り坂を走るのが苦手なおっちゃんは、今回のオクムでかなりのダメージを受けました。『脚にダメージを受けにくくする下り坂走法』を考えなくてはいけません。そんなモノがあるのかも含めて検討課題です


◆頂き物
 奥武蔵ウルトラマラソンでは申し込みの時に参加賞の有無を選択することが出来ます。参加賞不要とすると参加費が若干安くなります。おっちゃんは初めての大会なので、参加賞Tシャツを頂きました。
表はこんな感じです。胸にワンポイントが入っています。
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背中はこんな感じ。
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『奥武蔵』の文字が誇らしいです。気に入って先日これを着て走っていると『自分も出場しました』と見知らぬランナーさんから声をかけられました。こんな事は初めてです

そのほかはまとめてこんな感じです。
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『冷やしうどん』はエイド用に沢山仕入れてしまったので、ついていたのかなぁ


◆御礼
 今回 春の三大ウルトラ祭り(自称)と称して、ウルトラマラソンを三本走りました。
 どの大会も個性的でそれぞれの特徴がありました。
・つるみ川60kmみちくさウルトラマラソンは、競技性が低く高低差が少なくので、はじめてフル以上の距離を走るのに適した大会のように感じました。
 おっちゃん的には『集団トレーニング』として楽しむことが出来ました。
・チャレンジ富士五湖71kmは、ウルトラマラソンの怖さと厳しさを教えてもらいました。
半端な気持ちで走ると痛い目に遭い、しっかりとした準備なしに臨む大会ではないと感じました。
・奥武蔵ウルトラマラソン。コースレイアウトがおっちゃんの好きな感じでした。
そして走る仲間がいることの楽しさを教えてくれました。

 自分が『ウルトラマン』になれたと豪語するのは、諸先輩方の結果と比較するとかなり憚れます。ただウルトラマンの末席に座るくらいはしてもいいかなぁ、と感じることが出来ました。


奥武蔵は山を走る厳しさと、ウルトラを走る楽しさを教えてくれました。
それは各エイドで接待をしてくださったスタッフ皆さんのおかげでもあります。
ありがとうございます。
そしてこんな楽しい思い出を作ってくれた、
オクムを一緒に走ってくれた仲間の皆さんに心から感謝します


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2017/06/23 PM作成

posted by だぶさん at 00:00| 神奈川 ☁| Comment(0) | 20170604奥武蔵ウルトラマラソン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月07日

第24回奥武蔵ウルトラマラソンに参戦しました〜〜^^(戦いすんで編)


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...疲れました...



 フィニッシュ近くにいらっしゃったご婦人は、やっぱりきんぎょさんでした。所属のランニングクラブのメンバー応援ということで、お見えになったのだそうです。
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パパさん、きんぎょさん、Pink_Manさん、さりーさん、ポンゆたさんです。
皆さん、応援ありがとうございます。


 フィニッシュすると、記録証がすぐに交付されました。既にゴールされていたさりー夫妻、ポンゆたさん、40'sおやじさん、マックさんが労をねぎらってくれました。

 スマフォを見るとやっぱりバッテリを使い果たして、真っ暗です。さりーさんにお願いをして、モバイルバッテリーをお借りしてカミさんに連絡を入れます。
 カミさんにはバッテリーが最後まで保たないことは話をしておいたのですが、ここ走が途中で切れて心配をかけていたようです。
 無事にフィニッシュしたことを伝えます。

 最低限の義務を果たすと疲れてその場に座り込んでしまいました。
皆さんと大会の大会談議で盛り上がります。そうすると今度は寒くなってきます。 おっちゃんは一度駐車場に戻って、上着だけを着替えます。
そして戻ってくると、ちょうどろっしさんがフィニッシュするところでした。
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ろっしさんはPB更新で、見事なフィニッシュです。
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このビール🍺は、最高の味ですよね(ノンアルコールだけど)


 その後、アタックおばちゃんさんフィニッシュ。
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最高の笑顔です。


とにこさん、おばやんさんが一緒にフィニッシュ。
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肩を担がれてのフィニッシュはフェイクです。
おっちゃんはそれに気がつかず、フィニッシュ地点に走りかけました〜〜^^

 この時点でフィニッシュしているメンバーと記念写真です。
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 あとはさる隊長を残すのみです。帰りの刈場坂峠でお見かけした時は、かなり厳しい感じでした。ろっしさんが心配をして連絡を取るとまだ走っていらっしゃるそうです。

 ところが、おっちゃんは帰りの時間が気になり始めています。さりーご夫妻もお子様の件で帰宅時間に限界があります。

 ろっしさん達に事情を話して、さりー夫妻、マックさん。そしておっちゃんは先にお風呂に出かけることにしました。

 行き先は、ろっしさんが事前に調べてくれた鶴ヶ島市のスーパー銭湯、蔵の湯さん。
ひとっ風呂浴びて、待合室にいるとさる隊長も無事フィニッシュされたという連絡が入ります。
 そして皆さん続々とお風呂屋さんへ。

 おっちゃんもお腹が空いたので、ここで何かお腹に入れたいと思います。チケット制なので食券を買いに行って

『生ビール450円かぁ。まぁこんなこんなもんかなぁ』


などと独り言を言っていると、すかさずマックさんが

『だぶさん、車でしょ!』


そうでした。おっちゃんは車でした。10時間近く走って、お風呂に入って座敷に座ったらビール!!

 ってわけにいきませんでした。おっちゃん本気でガッカリです

とまぁ、軽い茶番はあったもののメンバー無事にフィニッシュできたのは何よりです。

皆さんで記念写真。
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皆さん、お疲れ様でした〜〜^^



 記念撮影が終わって、さりー夫妻とおっちゃんはお先に失礼します。
疲れた体を引きずって車を発進。順調にいけば1時間ちょっとで帰宅できます。もう一度かみさんに連絡を入れて一般道から圏央道へ。
 今更急いでも仕方がないので、のんびりモード。道も空いています。
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 ところが...青梅ICを過ぎた時から車が多くなりはじめて最終的には車は停車して渋滞マーク。「ついてないなぁ」とぼやいていると中央高速を過ぎたところでトンネルに故障車が止まっていました。
 最後の最後まで色々なことがあった一日になりました。
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 これ以降は何事もなく、無事に帰宅。朝の4時前に出発して17時間近い時間が過ぎていました。長い長い一日でしたが、充実感満載で終わることが出来たこと。そして転んだり、救急車のお世話にならなかったことに本当に感謝です

 帰宅後は既にお風呂も終わっているので、ビール(本物)を飲むと猛烈に酔いが回ってカミさんへのマシンガントークもなく爆睡してしました

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2017/06/20 PM作成

posted by だぶさん at 00:00| 神奈川 ☁| Comment(12) | 20170604奥武蔵ウルトラマラソン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月06日

第24回奥武蔵ウルトラマラソンに参戦しました〜〜^^(激走編 Part4)



楽しかったオクムが、本当の顔を出し始めます


◆第17エイド大野AS(50.8km)〜第18エイド刈場坂AS(53.2km)
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大野ASに到着です(13:08)

 前の折返しでフルーツなどをゲットしたので満腹感があります。“あいつ”に襲われないように、首に水をかけてもらうだけでさっさとスタートしました。

 残念ながらこのエイドの画像はありません。因みにエイドがないとあたりはこんな感じです。
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試走時に撮影


 この先は道がかなりの下り基調です。6分20秒/kmくらいで走っています。
50kmを過ぎたので、慌ててGARMINのバッテリー容量を確認すると残りが48%と表示。チャレ富士ではこのあたりでGARMINが表示を停止しました。今回はフィニッシュまで何とかなると一安心です

 下り基調とはいえ、上りもしっかり残っているオクム。長い上り坂を歩いていると、次のエイドに到着です。


◆第18エイド刈場坂AS(53.2km)〜第19エイド飯盛AS(56.6km)
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 刈場坂ASに到着しました(13:24)
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 お粥が美味しそうだったので、一杯頂きました。するとさる隊長と遭遇。
隊長は腰が悪くて大会から遠ざかっておられ、このオクムが復帰戦です。お話を伺うと、やはり良くないようです。また肘と膝に擦り傷がありました。

『行けるところまで行きます』


という隊長の背中に“漢”を見ました。おっちゃんも頑張らなくては!

 コーラを飲んでスタートしようとすると、再びここでさりー夫妻、ポンゆたさんと一緒になります。でも、すぐにちぎれます。ポンゆたさんがおっちゃんに気を遣ってくれますが『大丈夫ですから!』と先に行って頂きました。

55km地点を通過です(13:37)
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 上の画像からわかるように、木陰があるので日差しの厳しさはさほどありません。ただお昼を回って厳しくなったのが

&バイク


この大会は、奥武蔵グリーンラインという公道をクローズドしないで実施しています。
 従って一般車や車の往来が普通にあります。ほとんどのランナーは左側を一列で走って迷惑にならないようにしています。また車やバイクもスピードを落として走って頂いています。ただなかには『冷やっ』っとすることもありました。


◆第19エイド飯盛AS(56.6km)〜第20エイド高山AS(59.7km)
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 飯盛ASに到着です(13:51)
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 ここではふかしたお芋がありました。これに塩をかけて頂きます。ほんのりとした甘みが最高です。冷たいお茶で流し込みます。
 2分ほどお休みをして、首に水をかけて出発です。

 この辺りまで来ると、下り坂基調で楽...なんてことが、なくなります
 下り坂が続くとこれはこれで辛いです。特に両足の太ももに力がかかってきます。

 もともと下り坂は大の苦手で上手に走ることが出来ません。足の接地位置や、膝の使い方を考えながら下ります。
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こんな感じの下り坂です。試走時に撮影。


 ただ走るのではなく、考えながら走るのは気が紛れておっちゃんにはあっていました。気がつくと次のエイドって感じでした。


◆第20エイド高山AS(59.7km)〜第21エイド見晴台AS(61.8km)
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高山ASに到着しました(14:11)
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 ここまでで7時間近く走っています。さすがにエイドに着くたびにホッとする感覚が大きくなります。

 ここでは往路で忘れていた冷や奴を頂きました。
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画像提供:ポンゆたスポーツ


 おばあちゃんが『残ったら捨てちゃうので、もう一個食べて行きなさい』といわれたので、二つ頂きました。ミョウガが効いていて美味しかったです

 恒例になったコーラ&打ち水で、スタートします。

 この辺りから、上り坂は完全に歩きモードになっています。そして平地近くなってもなかなか走り出せなくなっています

 そして、大人しくしてくれていた“あいつ”宴会モードに入ってきました
上り坂が終わって下りに入って走り出そうとした時、左脹ら脛から“あいつ”の攻撃開始です

 68番は既に三回使っているので、残りの距離のことを考えるとここでは使いたくありません。仕方なく邪魔にならないスペースでストレッチ開始
 すると至る処に“あいつ”が暴れまくります。両脹ら脛・両太もも・お腹。最後は右の二の腕まで。
 “あいつ”祭り炸裂です。

 しばらく悶絶をしながら、“あいつ”が通り過ぎるのを待ちます。何分止まっていたのかわかりませんが、少しずつ歩き始めるとエイドがありました。


◆第21エイド見晴台AS(61.8km)〜第22エイド顔振AS(64.2km)
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見晴台ASに到着です(14:27)
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 止まっていても“あいつ”がピクピクしています。ここでも68番は見送って、アミノ酸をスポドリで流してごまかします。

 あまり長い間止まっているのも不安なので、早々に出発です。

 この区間も多少の上りがあるものの、基本は下り基調。ただ調子に乗ると“あいつ”がすぐに暴れるので、ペースを上げることが出来ません。

 小さな上りも、すぐに歩くのですが腕振りだけは忘れずに歩きます。この辺りからそれまで晴天だった空に雲が気になり出します。

 そして画像撮影が厳しく成り始めます。ここからは到着エイドの画像だけで、走っている画像がなくなりました


◆第22エイド顔振AS(64.2km)〜第23エイド黒山AS(67.6km)
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顔振ASに到着です(14:44)
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 ここも沢山のスタッフの方が、色々と趣向を凝らして頂いています。ただおっちゃんは既にそれらに応えることが出来ません。

「とにかくフィニッシュするんだ!!」


と考えてバナナをコーラで流し込み、水を二回かぶってスタートします。
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試走時の画像です。右手前から左奥に向かうとフィニッシュです。


 この辺りで何気なくGARMINを確認すると下り坂でも6分/km以上かかっています。ということは、小さな上りで歩いてしまうと、設定ペースをオーバーしてしまいます。

『今までの貯金があるから大丈夫』


と言い聞かせるのですが、超せっかちさんのおっちゃんは、気になって仕方がありません。上り坂はダメなので、下り坂を一生懸命走ります〜〜^^

 そしてヘビー級の上り坂を歩いている時、後から来た見ず知らずのランナーさんがおっちゃんに話しかけてくれました。

「ここの上り坂はあと少しで終わるよ。
そのあと下って5km先にもう一つ上り坂がある。
それが最後の上り坂だから頑張れよ」

 神のお告げのような気がしました。おっちゃんより少しお若い感じのランナーさんでしたが、まわりにランナーが少なくて弱りかけていたおっちゃんには、何よりのカンフル剤でした。

そしてその言葉通り、上りが終わると次のエイドが見えてきました。
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◆第23エイド黒山AS(67.6km)〜第24エイドユガテAS(70.6km)
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黒山ASに到着です(15:08)
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 先ほどの忠告でこれから先が最後の上り坂(ラスボス)。それに備えて最後の68番を水で流し込みます。

 そして二回目のトイレから戻ってくると、そこにいたのはアロハシャツに帽子がカッコいいPink_Manさん

『だぶさん、大丈夫?さりー夫妻は?』
『かなり先行している?僕はこれからさりー夫妻を追いかけるから!!』

 と仰ってエイドを出て行かれました。

“超カッコいい!!”


その後ろ姿に見とれてしまいました


ネタバレですが、Pink_Manさんはその後本当にさりー夫妻をさしきってフィニッシュされたそうです。
有言実行。実力のあるランナーさんだから出来ることですね〜〜^^



 おっちゃんは往路でお箸を割ってくれた可愛いスタッフ二人が、今はひしゃくを持っていたので二人に水をかけてもらってスタートしました(15:12)

 そのスタート直後、気がつくとまわりには

誰もいません


 前を見ても振り返ってもおっちゃん一人です。空は曇りで木々が覆ってちょっと暗いです。そしてスタート直後から上り坂。当然のように歩きます。
 先ほどのちびっ子スタッフにもらった元気は、みるみるうちになくなります。それまで意識的に振っていた腕振りも、気がついたらダラダラと上っています。
 奇跡的に“あいつ”が出ていないのでチャレ富士のラストほど絶望的ではありませんが、気分の良いものではありません

 結局10分近く一人ぼっちで、その後うしろからランナーさんがまくってきました。

『抜かれるのは嫌だけど、独りぼっちよりいいやぁ』


と変な納得をしていると、エイドが出てきました。


◆第24エイドユガテAS(70.6km)〜第25エイド清流AS(73.6km)
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ユガテASに到着しました(15:31)
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 往路でスタッフの方が仰っていたように、既に焼き鳥はなくなっていました

 フルーツを頂いて早々に出発します。
スタート直後少しだけ下ると、聳えるような上り坂が続きます。これが先ほど教わった最後の坂(ラスボス)だと思われます。
 おっちゃんは戦いません。というか戦えません。ただダラダラと歩きます。腕振りも出来ません。
 そして15:48。ラスボス終了。
打ち勝ったのではなく、相手からの攻撃を食らってばっかりでした

「ここまで来れば、勝ったも同然」


と思っていたら...奥武蔵の脚本家は一流です。ラスボスのあとに『本当のラスボス』を用意していました。その名は

『下り坂地獄』


 下り坂なのですが、勾配が急なので怖いくらいの下りです。そしておっちゃんの膝と太ももを痛めつけます。気がついたらエイドでした。


◆第25エイド清流AS(73.6km)〜第26エイド鎌北湖AS(75.9km)
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清流ASに飛び込むように到着です(15:56)
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 ここでは冷たいお汁粉を頂きました。おっちゃんはアンコものが大好きなので、お汁粉や羊羹には目がないんです。お願いをして二杯頂きました

 そしてスタッフの方が、

『フィニッシュまであと5kmだよ』


と声をかけてくださいます。
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お茶を飲んでいる時に、こちらのスタッフさんから残りの距離を聞きました。
元気が出ました〜〜^^


 残りが5kmということは、ここからすべて歩いても一時間。なんと10時間が切れそうです。ここで初めて時間を気にしました。とても元気が出ます。奥武蔵グリーンラインももうすぐ終わりです。スタートします。





 しかしながらここからの本当のラスボスとの戦い壮絶でした。どんな走り方をしても膝と太ももが痛いです。

 『下り坂だけど、歩きたい!!』と泣きながら走ります。

 そして16:10。鎌北湖西端の分岐地点、奥武蔵グリーンラインの入口を通過しました。
 ここまで来るとあの急激な下り坂がないと思うだけでホッとします。ところが長い下り坂で感覚がおかしくなったのか、平地を走る力がなくなっていることに愕然とします。しっかり股関節を回して脚を上げて走らないと、気がついたらズリズリ走っています
 そして三回目の鎌北湖は右手に見ながら走ります。まもなくラストエイドです。


◆第26エイド鎌北湖AS(75.9km)〜FINISH 毛呂山総合公園(78.0km)
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ラストエイド、三回目の鎌北湖ASに戻ってきました(16:14)。
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 最後の確認です。“あいつ”はいなくなってはいませんが、なんとか大人しくしてくれています。フィニッシュまでは緩い下り坂。無理をする必要はまったくなしです。

『ラスト2.1kmだよ』


というスタッフの方にお礼を言って、おっちゃんは走り始めました。

三回目の鎌北湖はラストは温情のような下り坂。でも脚がガタガタで6分30秒/kmくらいのペースです。
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鎌北湖ASを出た直後の画像イメージです。画像提供:ポンゆたスポーツ


 気がついたら太陽がかなり傾いています。チャレ富士の時のラストより達成感を感じます。『長い一日だなぁ』と走りながら感傷にふけります。この辺もチャレ富士の時より余裕があったように思います。

 そしてフィニッシュのある毛呂山総合公園の敷地に入ります。軽い上りの先にはフィニッシュゲート。それを見てちょっとだけ感動した時...

『だぶさ〜〜ん』


フィニッシュ30m程手前右側に、ピンクのおっTを来た高貴なご婦人の姿。きんぎょさんです。
彼女はチャレ富士に参戦するも、名誉の負傷で今回のオクムはDNS。毛呂山の地より遙か遠くに住む彼女がここにいるとは本当にビックリしました。

『何故?』


と思いながら、フィニッシュテープを切ったのでした。

2017/06/18 PM作成

posted by だぶさん at 00:00| 神奈川 ☀| Comment(2) | 20170604奥武蔵ウルトラマラソン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする