2017年04月29日

第27回チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン3Lakesに参戦しました〜〜^^(チャレ富士始末記2017編)

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今回の過酷な戦いを振り返ります


◆初めに...
 今回の戦いで精神的に辛かったのは、GARMINの【表示】が切れてしまったことです。
 おっちゃん的には、現場で時間が表示されないのも辛いのですがそれ以上に【記録が残らない】というのがショックでした。
 ところが帰宅してPCに接続してみると...全体の90%以上が記録として残っていました
 つまり残りのバッテリーが少なくなり【表示】はしないけど【記録】は取ってくれていました
 そういえば表示が止まってからもGARMINは何回かアラートを出し、最後の最後でより大きなアラートが鳴ったような気がします。
 
 とにかく途中(69.2km地点)までのデータを元にしたいと思います。


◆天候
 当日の天候データです(河口湖)。
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 当日はスタート近くの7:00〜8:00では、ガスっていて寒かったですがお昼には15℃近くまで上がっています。
 それに伴って、日照時間は11:00〜15:00までほぼ100%でした。

 チャレ富士を戦った方のBlogを拝見すると、今回の大会はここ10年で最高のコンディションだったそうです。
 ということは、次回の注意点としては“寒さ対策”(ウィンドブレーカーやカイロ等)が必要になってくるような気がします。

 また4Lakesや5Lakesを検討される方は、フィニッシュ時間がどうしても遅くなります。標高の高いところなので気温が下がり、かつステラシアターからの上りは、歩くことを前提で考えると体が冷える可能性大です。

天気が良くても防寒対策は必須


と感じました。

 また今回のように日差しが強いと、後半になって日焼けが響いてきそうな気がします。出来れば日焼け止めを持って行って、途中で塗っておくと、夕方以降が楽になるような気がします。


◆コース
 今回走ったコースです。
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 三つの湖を往路は北側、復路は南側を走ってきました。


◆標高差
 標高差はこんな感じです
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最後が尻切れトンボになっているのが、本当に残念です。


最高地点はスバルラインの交差点を少しだけステラシアターによった、下り坂が始まるところでした。

 そして着目して頂きたいのは20km過ぎ(河口湖大橋を渡ってすぐ)から58km(足和田出張所エイド)くらいの間ギザギザが大きく表示されています。つまり上り下りが『大きく起こっている』ということを表しています。
 この道がおっちゃんの少ない走力を削っていった原因の一つだと思っています



◆タイム
 1kmごとの実走タイムです
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 また、オフィシャルのWeb完走賞から、こんなデータも出ていました。
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 これらを参考にして5kmごとのLAPを出して見ました。
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 ご褒美エイドを除けば、55kmくらいまでは良いリズムで走っているような感じがします。ただ60km以降はLAPが極端にが悪くなっています
 これは復路の足和田出張所エイド以降“あいつ”に襲われた結果だと思います。そしてここで“あいつ”に襲われたということは、おっちゃんの筋持久力がここまでだったということが言えるような気がします。

 ゆっくりでも良いと思うので“長い距離を走る”練習が足りていなかったのだと思います。


◆エイド
 おっちゃんはエイドであまり長居をしません。それはタイムを狙っているからという理由でありません。
 おっちゃんは一度止まってしまうと、走り出すのが猛烈に苦手です。なのでエイドでの停止は最低限にしています。

 今回も前半はご褒美エイドまで、ほぼ1分以内にスタートしていました。今思うと、「これはどうかなぁ」と考え始めています。

 前半からエイドごとに休息を取った方が、後半のダレ防止になるのではないかと、考え始めています。


2017/06/12加筆
◆トランジット
 初めて利用したトランジットについて加筆します。
 チャレ富士を走る前に、色々な方からご意見を伺ったのですが一番わからなかったのが、このトランジットの使い方
 今回はこんな感じなのですが、役に立ったなぁ、と感じたのはスマフォの予備バッテリースープジャー
 スマフォは10時間近くバッテリが持たないと思っていたので、準備したのは正解でした(もっとも接続がまずかったのか“ココ走”がここで止まってしまったのは残念でした)
 そしてスープジャー。
ここ数戦の大会で終盤思いっきりペースダウンするの主原因は練習不足。これはわかっています。ただもう一つの要因としてエネルギー不足、もあるのではないかと思っています。
 70km以上走る今回の大会では『エネルギー不足』は死活問題。そこでスープジャーを使って『おじや』を用意したわけです。その結果...
『おじや』作戦自体は正解、だったと感じています。しかしながら問題は『量』
 初めての経験だったので『ザックリおにぎり一個』としたのですが、これはおっちゃんには多すぎました。
 走りながら消化もさせなくてはならない、ことを考えると半分か三分の一でよかった感じです。
 ただ甘いものではなく、塩っ気のある食品を食すことは良かったと思います。今度からは量に気をつけます。

 トランジット的には『その日の天候に合わせて』用意するのがいいですね。無理をして食べ物を入れる必要性は...って感じです〜〜^^

ここまで加筆


◆装備品
 今回も沢山のジェルなどを持って走りました。
まず水分ですが、ハイドレに1.5リットルの水。スポドリを500ml。
結果的には、これは多すぎだと思いました。エイドはほぼ5kmおきにあるので『基本はエイド』。今回のように暑いことが想定される場合には500mlのペットボトル一本で良かったと思います。
 水があるということは、精神的に余裕があるのですがちょっと重いです。

続いてジェルです。
 これもトランジットに用意したり、移動でも持って行きましたが、実際には半分くらいで良かったような気がします。チェレ富士の場合エイドが充実しているので、緊急事態の時と“お守り”で十分のような気がします。


◆トイレ
 今回は天気が良かったので、トイレは最低限ですみました。(精進湖の有料トイレ一回だけ)
 でも通常だとかなり気温が低いので、トイレの回数は増えるような気がします。各エイドにトイレの用意があるので、タイムを狙わず完走が基本であれば並んででも早めの対応が良いと思います。


◆“あいつ”
 今回も“あいつ”の攻撃に泣かされました。
本編でも報告の通り、68番(芍薬葛根湯)は持参した5つをすべて使用しました。これは一日の使用上限を突破しています。
 筋持久力がついていないのに、それ以上の走りをすると起こってしまうのだと思っています。
 前半のペースを落として、後半に備えるのが必要です。そして何よりも“長い距離を走る”練習が出来ていないのだと感じます。練習の時から『ある程度の負荷』をかけながら長い距離を走る練習がおっちゃんには必要だと感じています。
 それが結果的に“あいつ”対策になると感じます。


◆結果の検討
 距離とペースのグラフはこうなっています。
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 まずペースの青い線が大きく下がっているのは。エイドで停止したためだと思います。
10km付近の間隔が詰まった二本の線は、一本目が二番目のエイドでウィンドブレーカーを脱いだため。すぐ右の線はスバルラインの信号で捕まったためだと思います。

 そう考えると43kmくらいから58km付近まで極端に下がっているところがありません。
これは
43km付近(旧精進小学校AS)から58km付近(復路・足和田出張所AS)までほとんど止まらなかったことになります。
 結果論ですが、これは失敗だった気がします。後半に入っているので、各エイドでもう少し休息を取って足を休めた方良かったような気がします。それをしなかったツケが60km以降に現れてしまったと考えます。

今回の平均ラップが7分30秒/km、となっているので、そこを中心に考えます。
65km以降ラップタイムが極端に落ち込んでいる(紫の○)のは、ステラシアター以降すべて歩いたからです。

 つぎに心拍数のグラフです。
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 最初の数キロで心拍数がかなり上がっています。これはちょっと意気込みすぎですね(笑)
 
 基本的に“ゼイゼイ”にならないように、気をつけたつもりです。全体の平均心拍数が130bpmと普段と変わらなかったのは、それを守ることが出来たと感じます。

 横軸を時間軸にすると走行パターンがわかりやすいです。
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@ ご褒美エイド(往路・足和田出張所AS)
A 精進湖の有料トイレ
B 復路・足和田出張所AS

そして青い○が歩いた区間だと考えます。後半になるほどその区間が多くなっています

 そして目標値と実走の比較をします。
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まず赤い○の区間です。
ここは二番目のASからステラシアターまでの急激な下り坂の区間です。かなり気を遣いゆっくり走ったつもりでしたが、結果的にペースが上がっています。
 
また同様に紫の○四番目〜六番目の区間は、スタートして20kmで体も慣れ、桜が綺麗だったこともあり、ペースが上がっています。

また緑の○区間は足和田出張所ASを出たところの激坂でかなり歩きました。ここのペース配分は充分気をつける必要ありです。

そして、おっちゃんにとっての鬼門
西湖の南岸、野鳥の森公園AS〜西湖公民館AS

です。
 実走ペースではまずまずですが、実際は50km以上走った疲れた体にダラダラ上りは堪えます。
 もしタイムを考えるとしたら、ここはいかに歩かずソコソコのペースで走ることが出来るかがポイントですね。

◆総括
 このチャレンジ富士五湖ウルトラマラソンはおっちゃんにとってかなりハードルの高い大会でした。
 それまでの大会も大変でしたが、ここは別格です
 河口湖の南岸を“あいつ”と戦いながら走った(歩いた?)のはトラウマのようになっています

『60kmを走ったら70kmも何とかなる』


ということは、おっちゃんには
絶対にありません!
と強く心に感じました。

 春の三大ウルトラ祭り 第二章のチャレンジ富士五湖ウルトラマラソンはおっちゃんに強烈なインパクトを与えた大会になりました。

2017/06/08 PM作成

2017/06/12 PM加筆

posted by だぶさん at 00:00| 神奈川 ☔| Comment(0) | 20170423チャレンジ富士五湖71km | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月28日

第27回チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン3Lakesに参戦しました〜〜^^(戦いすんで編)


精根尽き果てました



 見栄を張って(?)フィニッシュを走ったら速攻で“あいつ”に襲われました。といっても、もう薬はないのでストレッチで対応します。ところが本当に酷くなるとストレッチの最中でも別の部位が“あいつ”に襲われます。

 悶絶すること暫し。なんとか“あいつ”が去って行ったので、スタッフの方に完走メダルをかけてもらいました。

 そして写真を撮って頂きました。
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その後完走賞を受け取り、陸上競技場のスタンド下に椅子があったので、腰掛けます。

“疲れたぁ〜〜”


 声を出してしまったようです。隣のランナーさんに微笑みを頂きました

 ハイドレーションに残っていた最後の水を飲み干して、カミさんに電話します。ココ走のGPSデータが途中で停止してしまい、とても心配していた、と告げられます。
 場所を聞いてみると、往路の足和田エイドでスマフォの充電をしたのですが、この影響でGPSデータが止まったようです。

 しばらく話をして電話を切ると急に寒くなります。着替えるために移動することにします。
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皆さん続々とフィニッシュです。皆さんの顔には余裕があるように見えます



ところが...

まともに歩くことが出来ません


 歩くことが辛くなっています。お爺ちゃんのような歩き方しか出来なくて情けなくなります

 まずは荷物を預けている体育館に向かいます。陸上競技場から体育館までの行程が微妙な上り坂です。普段であればまったく問題がないのですが、ここが本当にキツかったです(笑)

 体育館の荷物預けの棚に行くとトランジットからの荷物も戻っていました。
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 荷物を受け取って着替えですが、更衣室に行くとスゴい人です。更衣室をあきらめて...体育館のスタンドなら、席がありそうです。
そこでスタンドを目指すのですがそこにあるのは『階段』。ほとんど四つん這いになって階段を上りました。

 体の自由がきかないままなんとか着替えを終了。
さて、今回はきんぎょさん以外どなたが参戦しているのかわかりません。となるとすることがなくなり、仕方なく帰宅の途につきます。

 駐車場まではシャトルバスが出ています。行きに降りたところから出ていると、場内アナウンスもしています。実際行ってみるとピストン輸送しています。ほとんど待つことなくバスに乗ることが出来たのですが...

バスに乗れない


 そうなんです。今回乗ったハイデッカーの観光バス。ということはかなり傾斜のある階段を上らなくてはいけません。
 ほとんど登山家のように、両手両足を駆使してなんとか乗ることが出来ました。
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運転手さんやまわりの方々に助けてもらって、なんとか乗ることが出来ました。ありがとうございました。


 駐車場に到着すると、車は朝の半分くらいに減っていました。
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 荷物を車に載せて帰宅です。車を運転中に“あいつ”に襲われるとシャレにならないので、最後にもう一度ストレッチをして駐車場を後にしました。(17:30)。
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 帰り中央高速が事故渋滞という知らせが入り、急遽下道に入ります。この辺りはある程度道がわかるので、問題なしです。二時間半かけて無事に帰宅することが出来ました。
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下道を走ったおかげで、途中のコンビニで一週間我慢したコーヒーを飲むことが出来ました。
ビールと同じくらい美味しかったです(笑)


2017/06/02 PM作成

posted by だぶさん at 00:00| 神奈川 | Comment(6) | 20170423チャレンジ富士五湖71km | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月27日

第27回チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン3Lakesに参戦しました〜〜^^(実走編 PART4)


春の三大ウルトラ祭り(自称)の第二章も佳境です
事態はかなり悲惨な方向に向かいます



◆13番目エイド 西湖野鳥の森公園(48.8km)から14番目エイド 西湖公民館(51.7km)まで
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13番目のエイド西湖野鳥の森公園に到着しました(12:39)
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 うどんを食べているランナーがいらっしゃったので、おっちゃんもうどんを食べることは可能だと思いました。ただまだお腹が張っていて食事をする気がありません。また体がかなり参っているので、下手に止まってしまうと二度と走れなくなりそうな気がしました。
 持参したアミノ酸とエネルギージェルを投入して、エイドを後にします。

 エイドを出発して1km弱。帰りは西湖の南岸を走るために、道を右折します。
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前日の下見画像です。当日はボランティアの方が誘導してくださいました。

 上記のように右折をした瞬間、今まで体験したことのない事が起こりました!!

“ピーッ!!”


 それまで時間とペースを刻んでいたGARMINから突然大きな音がします。そして表示を見ると

『電源がありません。表示をすることが出来ません』


なんとGARMINのバッテリー切れです。
 おっちゃんの使っているGARMINはGPS機能を使っても20時間以上使えるという触れ込みの機種です。おっちゃんの事前の充電が不足していたのでしょうか。とにかくここで時間を示すモノがなくなりました

 ペースはともかく、経過時間がまったくわからないというのはかなり厳しいです。これには心の余裕を根底から持って行かれました。

 残りの距離はまだ20km以上あります。エイドごとに時間を尋ねていくことにします。
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右折した直後『花が綺麗』とこの画像を撮影した直後、GARMINが表示を停止しました。


 このあたりは西湖の南岸なのですが湖は見えず、また小さな峠のようで小さな上り勾配が続く道です。ただでさえ体力が切れかかっているのに『時計がない』というのは不安な心を200%増長させました。

51.1kmのポストを通過します(12:54)。
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 そしてとうとう歩き始めます。まわりにランナーが少なくて、少し前のランナーが歩いたのと同時におっちゃんも歩き始めてしまいました。

 次のエイドはこの上り坂の頂上にあります。おっちゃんはここを走ることなく歩いてエイドに到着です。
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 この区間で何人ものランナーに抜かれました。エイドが見えても走ることが出来なかったのがショックです。


◆14番目エイド 西湖公民館(51.7km)から15番目エイド 足和田出張所(56.7km)まで
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 トボトボと西湖公民館エイドに到着しました(12:59)。
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 足和田のトランジットで取った『おじや』は消化が進んだようで、お腹の張りは感じなくなっていました。ただ食欲はまったくありません。水を一杯頂いて、直ぐにスタートです。

 スタート直後に“あいつ”に襲われます。
左脹ら脛で、止まってストレッチをします。ストレッチのがきてくれたのか、“あいつ”は早々に退散をしてくれました。しかしながら不安が残るので、ここで二回目の68番(芍薬葛根湯)を投入します。

 投入後、道が緩い下り坂にさしかかったということでゆっくり走り始めます。すると左手に西湖が再び姿を現しました。
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 湖を眺めながら東へ向かいます。青空で雲はほとんどありません。ということで直射日光が、叩き付けます。
 前後にランナーさんがいるのですが、皆さん調子が良さそうです。おっちゃんは時間がわからないという、大きな不安要素を抱えてしまったためか、ネガティブなことばかり考えてします。
疲れもかなりあって『歩きたい』という気持ちが大きくなっていきます。しかしながら数少ない平地であるここで歩いてしまうと、本気でFinishが危うくなります。そこで自分の中で『決めごと』をして走ることにします。
 昨日の下見からこの先西湖が終わると、往路の道に合流します。合流後の道はその先トンネルまで緩い上り坂です。ここを歩こう。そのために今は走ろう。「走ろう」といってもかなりペースは落ちています(GARMINが表示されないので、このときはペースがわかりません)。何人かのランナーに抜かれながら、合流点を目指します。
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 やっと合流点が視界に入ってきました。ここが見えた時はFinishしたかのような錯覚に陥るほど嬉しかったです。

 ここからトンネルまでもちろん歩きました。ここでもランナーに抜かれたのですが、悲壮感はあまり感じず合流点まで頑張って走った『ご褒美ウォーク』の感覚でした。
 トンネルを抜けると次のエイドまで超下り坂です。ここをトボトボ走り始めます。
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このときも『次のエイドは計画では3分休憩できる』とか『今までの分を考えたら5分休憩しても良いのはないか』などと休みのことばかり考えて走っていました。
 そして河口湖が見えてきました。
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 この坂を下ったらエイドです。
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◆15番目エイド 足和田出張所(56.7km)から16番目エイド 河口湖遊園駐車場(60.6km)まで
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 足和田出張所エイドに到着しました(13:36)。
ここではDNSというスペシャルドリンクを頂きました。日陰に腰掛けます。動き出すことが出来ません。DNFまでは考えませんでしたが、ここでは思考が停止していたようでこのエイドでの画像もありません
 
 結局10分近く休憩をして『ここからはゆっくりいこう』と走り始めます。ところが...

まったく走ることが出来ません


 エイドを出ると下り坂なのですが、ここで“あいつ”の襲撃を受けます。左太もも、左右の脹ら脛であいつが暴れまくっています。歩くことも厳しい。仕方なく3回目の68番(芍薬葛根湯)を投入。

そして57.5kmのポストを通過します(13:48)
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 河口湖の南岸は、歩いて、走っての連続です。
そしてだんだん歩いている方が長くなってきていました。走ろうとすると“あいつ”が顔を出して急停止。また歩く。そんな繰り返しでした。

 河口湖の南岸には多くの観光客がいて桜も綺麗なのですが、それを眺める余裕がありません。
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前日に撮影したモノですが、当日は天気が良くて観光客も多かったです。


 もう少しでエイドです。ここでおっちゃん痛い脚を引きずって走り始めます。それは何故か?
 ここから先は完全な妄想です
 今回の大会。おっちゃんのサポートはいません。ただ何故か応援がいるような気がしていました。それがこのエイドにいるような気がしたのです。

『応援してくださる前で無様に歩いている姿は見せられない』


 単なる「ええ格好しい」です。まわりから見れば歩いている速度と変わらないようですが、本人は力走して(いるつもり)エイドを目指しました。


◆16番目エイド 河口湖遊園駐車場(60.6km)から17番目エイド 河口湖ステラシアター(65.9km)まで
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 河口湖遊園駐車場エイドに到着しました(14:14)
ゆるキャラが応援してくれます
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この日はとても暑い日。ぬいぐるみの中もスゴいことになっていると思います。


 エイドを見渡しますが、もちろん誰も知り合いはいません。ここは落胆するというより、何故そんな考えをしてしまったのか? そんな自分に思わず笑ってしまいました

 ここのエイドはお粥が給食で提供されるのですが、まったく食欲なし。水分補給だけして出発します。
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 しばらく行くと61.1kmのチェックポイントがありました(14:21)。
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ここから先は、おっちゃんにとって未知の領域(それまでのおっちゃんの最長距離は60km)です。しかしペースは上がらず。歩いて、歩いて、少しだけ走る。が続きます。

 最後の湖も終わり、富士吉田の街中に入ります。晴天だった空も少し雲が出てきたようです。そしてそれまでの湖畔沿いの平坦な道から、上り基調の道に変わっていきます。
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河口湖を離れると富士山が大きく見えてきました。


 しばらく行くとR137との合流交差点。信号待ちで止まります。
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 ここから先は急な上り坂が待っています。この急坂で
『Finishできないかもしれない』

 という気持ちが大きくなりはじめました。止まることはなかったのですが、歩きながらダメかもしれないという気持ちが心を覆ってきます。

そんなとき、声援が聞こえました。
『次のエイドまであと4kmだよ

今思うとこれは幻聴だったかもしれません。ただこの声援でおっちゃんは考えました・

『次のエイドであるステラスシアターから
フィニッシュまで全部歩くと最初から計画してある』

『ということはこの大会で走るチャンス(?)はこの4kmだけではないのか』

『そしてこの4kmさえ走ればあとは堂々と歩くことが出る』

 考えると無茶苦茶な理論ですが、この考えが先へ進む元気をくれました。
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富士山が大きく見えます。


 また脚は相変わらず痛いし、体は全てがしんどいのですが“あいつ”が襲ってきません。『最後ぐらい走らせてやるか』となったかどうかわかりませんが、ゆっくりですが走り続けることが出来ます。

 65kmポストも走って通過することが出来ました(14:54)
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 緩い左カーブを下ると右手に野球場が見えてきました。まもなくエイドです。
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◆17番目エイド 河口湖ステラシアター(65.9km)から最後のエイド河口湖フィールドセンター(69.5km)まで
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 このエイドは最後の関門になっていて、エイド入口に大きな時計が設置してありました。

15:01


の表示が目につきました。確かここの閉鎖時間が17:05。ここから全部歩いてもフィニッシュできそうです。

 エイドの中は果物を中心に充実しています。おっちゃんはオレンジを一切れとコーラを頂きます。
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 ここは湖に比べて標高が高いのか、ちょっと肌寒く感じます。体を冷やしたくないので、早々に出発します。

 エイドを出て少しだけ走ってみました。しかしながら既に(痛み)+(疲れ)がかなり酷いので、無理をせず歩くことにします。
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残り5kmを通過(15:04)


 周りを見渡すと、結構走っている(?)ランナーがいます。でも今のおっちゃんに、この上りを走る気力は残っていません。
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残り4kmを通過(15:15)


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残り3kmを通過(15:27)


 この残り3kmを過ぎた時、歩いているおっちゃんに“あいつ”が牙をむきました。走っているならまだしも、歩いていてもあいつに襲われるとは、我ながら情けないです
 あまり酷いので、止まってストレッチ。最後の68番(芍薬葛根湯)を投入します。
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残り2kmを通過(15:38)


 残り2kmを過ぎると、急坂の頂上が見えてきます。

『やっぱり最後は走りたい』との思いで、走ろうとしますが脚は完全に売り切れ状態。少しでも走ると“あいつ”が襲ってきます。68番(芍薬葛根湯)はすべて使い果たしました。
 今まで試したことのないお守り『ロキソニン』に手が伸びます。しかしながらロキソニンを飲む時は胃薬を持参すること、と亀さんに厳命されています。その胃薬を今日忘れています。

「どうしよう?」



◆最後のエイド河口湖フィールドセンター(69.5km)からフィニッシュまで

 ここに最後のエイドがありました。
気がつくのが遅く、先のことを考えていたので画像もありません。通過してしまいました。

 ここで覚悟を決めて、第2のお守りを投入します。これはF監督から授かったユンケルの顆粒です。初めてのウルトラマラソンの際、やはり最後の最後で投入したモノです。薬漬けみたいでちょっとだけ気が引けましたが、背に腹は代えられません。
 これを投入して約2分。走ることが出来るようになりました。

 富士スバルラインの信号を過ぎると、すべて下り坂です。
無理をするとやられそうですが、ゆっくりなら走ることが出来るのは嬉しいです。
 70km、最後のチェックポイントを通過します(15:48)
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ここを走って通過できたのは嬉しかったです。


 そして最後の左折をして富士北麓公園が見えてきました。とてもゆっくりですが、走ることが出来て感謝です。

「おっさんランナーさんのBlogにあった感動のゴールってここなんだなぁ」


などと考えながら、陸上競技場へ。想像以上の歓声でビックリします。そして会場MCの女性が

『ナンバーカード○○○○番 神奈川県からお越しの ○○さん お帰りなさい!』


 とアナウンスしてくれます。もちろんこれはおちゃんだけでなく全員にしてもらえるのですが、ちょとだけウルッときちゃいました。

 そして 15:53。おっちゃんの長い長い、本当に長い一日が終わりました。
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2017/05/31 PM作成

posted by だぶさん at 00:00| 神奈川 | Comment(8) | 20170423チャレンジ富士五湖71km | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする